こんにちは、池袋のマンツーマン英語塾「ヴィア英語塾」です。
今回は、中学3年生で学習する英文法「名詞・冠詞」について解説します。
数えられる名詞や数えられない名詞、a,anやtheの使い方などについても学習していきましょう。
Contents
名詞
名詞は、人やものなどの名前を表す語です。名詞には「数えられる名詞」と「数えられない名詞」があります。
数えられる名詞
数えられる名詞には単数形と複数形があります。
単数形は「1つ」のものを表す形、複数形は「2つ以上」のものを表す形です。複数形は単数形に(e)sをつけて作ります。
複数形の作り方(6パターン)
普通の名詞 | sをつける | book → books, dog → dogs |
語尾がs, x, sh, ch, oで終わる名詞 | esをつける | bus → buses, box → boxes, watch → watches |
語尾が「子音字+y」の名詞 | yをiに変えてes | city → cities, baby → babies |
語尾がf, feの名詞 | f, feをvに変えてes | leaf → leaves, wife → wives |
単数形と複数形が同じ名詞 | 形が変わらない | sheep → sheep, deer → deer |
不規則変化 | 特別な変化 | man → men, child → children, foot → feet |
s, esの発音
有声音([z]以外)のあと | [z] | dogs /dɔːgz/, bags /bæɡz/ |
無声音([s]以外)のあと | [s] | cats /kæts/, books /bʊks/ |
[s]\[z]\[ʃ]\[tʃ]\[ʒ][dʒ]のあと | [ɪz] | buses /bʌsɪz/, watches /wɒtʃɪz/ |
冠詞
冠詞は名詞の前に置かれ、名詞が特定のものか不特定のものかを区別します。
英語における冠詞は、a, an, theの3種類があります。
a,an
「a」と「an」は、不特定の1つのものを表すときに使います。
aは子音で始まる語の前、anは母音(a, e, i, o, u)で始まる語や形容詞の前で使います。
初めて話題に出す名詞の前に置く
a pen(1本のペン)、an apple(1個のリンゴ)
「〜につき」の意味で使う
twice a week(週に2回)、100 yen a bottle(1本につき100円)
the
「the」は特定のものを指す名詞の前に置きます。単数形にも複数形にも使えます。
すでに話題に出た名詞の前に置く I saw a dog. The dog was Yumi’s.
何を示すかが明らかな場合 Open the window.
天体など世界に1つしかないもの the sun(太陽), the earth(地球), the moon(月)
決まった言い方で使うパターン play the guitar, in the morning
冠詞の使い方については以下の記事でも詳しく解説しています。
冠詞を使わない場合
冠詞を使わないパターンには、以下のようなものがあります。
「所有格+名詞」・・・my book
「this, thatなどの指示詞+名詞」・・・this pen
「play+スポーツ名」・・・I play soccer.
「by+乗り物」・・・by bus
その他・・・go to school, go to bed(寝る),watch TV, after school(放課後),at night(夜に)など
数えられない名詞
数えられない名詞はa, anは前に置かず、複数形にもしません。常に単数扱いです。
物質名詞 | 一定の形や大きさを持たないもの | water(水), rice(米), gold(金)など |
固有名詞 | 人名・地名など | Tom, Parisなど |
抽象名詞 | 具体的な形を持たないもの | love(愛), happiness(幸福)など |
物質名詞の数え方
物質名詞を数えるときは「数詞+単位(容器)+of+物質名詞」の形にします。
「2つの〜」と言うときは、単位を表す語を複数形にします。
a glass of water(グラス1杯の水1)
two cups of tea(カップ2杯の紅茶2)
→冷たい飲み物にはglass、温かい飲み物にはcupを使います
数と量を表す語句
多くの/多量の | many, a lot of | much, a lot of |
いくつかの/いくらかの | some(肯定文), any(疑問・否定文) | some(肯定文), any(疑問・否定文) |
少しの | a few | a little |
ほとんど〜ない | few | little |
数えられる名詞に使う語句
数えられる名詞に使う語句の場合、あとに続く名詞は複数形になります。
many「たくさんの」
a few「少しの」
few「ほとんど〜ない」
I have many books.(私はたくさんの本を持っています)
I have a few friends.(私は友達が少しいます)
I have few chances to see him.(彼に会う機会はほとんどありません)
数えられない名詞に使う語句
much「たくさんの」
a little「少しの」
little「ほとんど〜ない」
We don’t have much time.(私たちにはあまり時間がありません)
There is a little milk in the fridge.(冷蔵庫に少しの牛乳があります)
There is little milk left.(ほとんど牛乳が残っていません)
どちらの名詞にも使う語句
a lot of「たくさんの」
some「いくつかの,いくらかの」・・・原則として肯定文で使います。訳さないこともあります。
any「いくつかの/いくらかの」・・・主に疑問文で使い、否定文では「少しも,1つも」という意味を表します。anyも日本語には訳さないこともあります。
no「少しの[1つの]〜もない」・・・not…any〜 はno〜 に言い換えることもできます。
She has a lot of friends.(彼女はたくさんの友達がいます)
I have some apples.(私は(いくつかの)リンゴを持っています)
Do you have any questions?(質問はありますか)
I don’t have any money.(お金は全くありません)
I don’t have any books. = I have no books.(私は本を1冊も持っていません)
名詞の複数形やsome,anyの使い方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ
今回は名詞と冠詞の使い方について学びました。
名詞が数えられるかどうか、冠詞をつけるべきかどうかで意味が変わることがあります。
名詞や冠詞は、日常会話だけでなく、英文を書く上でとても大切なので、しっかりと復習しておきましょう。
チャレンジ問題
次の空欄に適切な語を入れなさい。
1.I have ( ) books about history.(私は歴史についての本をたくさん持っています)
2.There is ( ) apple on the table.(テーブルの上にリンゴが1つあります)
3. Would you like ( ) tea?((いくらかの)お茶はいかがですか)
4. Do you have ( ) sugar?(砂糖はありますか)
5.( ) earth goes around the sun.(その地球は太陽の周りを回っています)
▶ 答えを見る(解答が表示されます)
1.many 2.an 3.some 4.any 5.The
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