こんにちは、池袋のマンツーマン英語塾「ヴィア英語塾」です。
今回のテーマは中学3年生で学習する英文法 「接続詞」です。
さまざまな接続詞の意味や使い方について、例文を用いながらわかりやすく解説していきます。
Contents
接続詞の基本
接続詞は文と文、語と語、句と句を結びつける働きをします。
語と語:pen and notebook(ペンとノート)
句と句:on the table or under the table(テーブルの上、またはテーブルの下で)
文と文:I like coffee, but she likes tea.(私はコーヒーが好きですが、彼女は紅茶が好きです。)
「句」とは、主語と動詞を含まず、ひとかたまりの意味を表す2語以上のまとまりのことです。
「節」とは、主語と動詞を含む、ひとかたまりの意味を表す2語以上のまとまりのことです。
等位接続詞:and, but, or, so
and, but, or, soは等位接続詞といい、文と文、語と語、句と句を対等な関係で結びつけます。
and:〜と… / 〜そして…
I like apples and oranges.(私はリンゴとオレンジが好きです)
but:しかし / けれども
I wanted to go, but I was busy.(行きたかったけれど、忙しかったです)
or:または / それとも
Do you want tea or coffee?(紅茶がいいですか、それともコーヒーですか)
so:だから / それで
It was raining, so we stayed at home.(雨が降っていたので、私たちは家にいました)
命令文, and[or]〜
命令文, and〜.「〜しなさい、そうすれば…」
Study hard, and you will pass the exam.(一生懸命勉強しなさい、そうすれば試験に合格するでしょう)
命令文, or〜. 「〜しなさい、さもないと…」
Hurry up, or you will miss the train.(急ぎなさい、さもないと電車に乗り遅れるでしょう)
従属接続詞:when, if, because など
when, if, becauseなどの従属接続詞は、文の副詞的な働きをし、「時・条件・理由・逆説」などを表します。
「when[if, because]+主語+動詞〜」の形で表し、「when[if, because]」は文の前・後のどちらに置くこともできます。
When I arrived at the station, the train had already left.(私が駅に着いたとき、電車はすでに出発していました)
=The train had already left when I arrived at the station.
→接続詞を文頭に置く場合は、文中にコンマを入れます。
時を表す接続詞
when:〜するとき
before:〜する前に
after:〜したあとに
since:〜して以来
while:〜している間に
until:〜するまで(ずっと)
理由を表す接続詞
because:(なぜなら)〜だから
I stayed at home because it was raining.(雨が降っていたので、家にいました)
Why did you stay at home?(なぜあなたは家にいたのですか)
ーBecause it was raining.(雨が降っていたからです)
条件を表す接続詞
if:もし〜ならば
If you study hard, you will succeed.(もしあなたが一生懸命勉強すれば、あなたは成功するでしょう)
逆説を表す接続詞
though / although:〜だけれども
Although he was tired, he continued working.(疲れていたけれど、彼は働き続けました)
時や条件を表す接続詞
時や条件を表す接続詞の後に来る動詞は、未来のことを表す場合でも現在形を使います。
If it rains tomorrow, we will stay home.(もし明日雨が降ったら、私たちは家にいるでしょう)
接続詞 that
接続詞thatは、「that+主語+動詞〜」の形で「〜ということ」という意味を表し、文中で名詞の働きをします。
動詞の目的語になる場合
I think (that) he is kind.(彼は親切だと思います)
→that以下が「think」の目的語になっています。
→thatは省略することもできます。
補語になる場合
The problem is that we don’t have enough time.(問題は、私たちに十分な時間がないことです)
→that以下が「主語+be動詞+補語」の「補語」 になっています。
間接目的語になる場合
I told him that I was busy.(私は彼に、私が忙しいということを伝えました)
→「主語+動詞+目的語+that節」の語順になっています。
時制の一致
that節を目的語にとる動詞が過去形なら、that節の中の動詞も過去形にします。
that節が助動詞を含む場合、助動詞を過去形にします。これを時制の一致といいます。
現在形:I think that she likes coffee.(私は彼女がコーヒーが好きだと思います)
過去形:I thought that she liked coffee.(私は彼女がコーヒーが好きだと思いました)
→「think」が「thought」に、「likes」が「liked」に変化しています。
→that節の日本語訳は過去形にしないことに注意しましょう。
現在形:I know that he can speak English.(私は彼が英語を話せることを知っています)
過去形:I knew that he could speak English.(私は彼が英語を話せることを知っていました)
→「know」が「knew」に、「can」が「could」に変化しています。
be動詞+形容詞(+that)
「be動詞+形容詞」のあとにthat〜が続くこともあります。
be glad (that)〜 「〜ということがうれしい」
I am glad that you came.(あなたが来てくれてうれしいです)
be sorry (that)〜 「〜ということを残念に思う / 申し訳なく思う」
She is sorry that she was late.(彼女は遅刻したことを申し訳なく思っています)
be sure (that)〜「〜ということを確信している」
He is sure that he will pass the test.(彼はテストに合格することを確信しています)
be afraid (that)〜「〜ではないかと心配している」
I am afraid that we are too late.(残念ながら、私たちは遅すぎたかもしれません)
接続詞を含む連語
so〜that… 「とても〜なので‥」
She is so smart that she can solve the problem quickly.(彼女はとても頭がいいので、その問題をすぐに解くことができます)
(=She is smart enough to solve the problem quickly.)(彼女は問題をすぐに解けるくらい頭がいいです)
The box is so heavy that I cannot carry it.(箱がとても重いので、私には運べません)
(=The box is too heavy for me to carry.)(箱は重すぎて、私には運べません)
as soon as〜 「〜するとすぐに」
I will call you as soon as I arrive.(着いたらすぐに電話します)
as〜as …can[possible] 「できるだけ〜」
Please finish the work as quickly as you can.(できるだけ早くその仕事を終わらせてください)
=Please finish the work as quickly as possible.
both〜and… 「〜も…の両方とも」
She speaks both English and Japanese.(彼女は英語も日本語も話します)
either〜or… 「〜か…のどちらか」
You can either stay here or go home.(あなたはここにいるか、家に帰るかのどちらかです)
between〜and… 「〜と…の間に」
The shop is between the bank and the post office.(その店は銀行と郵便局の間にあります)
まとめ
今回は中学3年生で習う英文法「接続詞」について学習しました。
それぞれの接続詞の役割や使い方、連語などを使いこなせるようになると、英語表現の幅がグッと広がります。
例文の確認や問題演習などを通して、しっかりと復習しておきましょう。
チャレンジ問題
次の空欄に適語を入れなさい。
1.I like apples ( ) oranges.(私はリンゴとオレンジが好きです)
2.I stayed at home ( ) it was raining.(雨が降っていたので、私は家にいました)
3.He is smart ( ) to solve the problem quickly.(彼は問題をすぐに解けるくらい頭がいいです)
4.She will go to the party ( ) she finishes her homework.(宿題を終えた後、彼女はパーティーに行きます)
次の日本語を英語に直しなさい。
5.彼はサッカーが好きですが、野球は好きではありません。
▶ 答えを見る(解答が表示されます)
1.and 2.because 3.enough 4.after 5.He likes soccer, but he doesn’t like baseball.
ヴィア英語塾について
「ヴィア英語塾」は、英検1級講師が丁寧なマンツーマン指導を行う池袋の英語塾です。
「英語が苦手」「得意をもっと伸ばしたい」など、生徒さんひとり一人に寄り添い「わかる・できる」を一緒に増やしていきます。
コース詳細、お問い合わせは以下のリンクよりご確認いただけます。