中3英文法

【英文法基礎 中3】関係代名詞|主格・目的格・所有格の使い分けやthatの用法などについてわかりやすく解説

こんにちは、池袋のマンツーマン英語塾「ヴィア英語塾」です。

今回のテーマは、中学3年生で習う英文法「関係代名詞」です。

関係代名詞は中学英文法でもとても重要な単元で、しっかり理解することで英文をより正確に読み書きできるようになります。

関係代名詞とは何か、主格・目的格・所有格の使い分けなど、ていねいにわかりやすく解説していきます。

関係代名詞とは

関係代名詞とは、文中の名詞や代名詞を別の文で修飾する時に使う語です。

関係代名詞は、前の名詞や代名詞のあとに続く文をつなぐ接続詞の働きと、代名詞の働きを兼ねています。

先行詞

先行詞とは、関係代名詞以下の文が修飾する名詞や代名詞のことです。

This is the boy who plays soccer.(これがサッカーをする少年です)
→先行詞は「the boy」で、そのあとに続く「who plays soccer」が「the boy」を修飾しています。

the boy(   )He plays soccer(少年、彼はサッカーをします)
→ the boy (   who   ) plays soccer
→(   )の部分は接続詞ですが、(    )に入る「who」が、接続詞代名詞「He」の両方の働きをしています。

主格のwho

「〜する(人)」を表すときは、「人」を表す名詞のあとに「who+動詞〜」の形を続けます。

このように、あとに続く文の中で主語の働きをする関係代名詞を、主格の関係代名詞といいます。

whoは、先行詞が「人」の場合に使います。

I have a friend who lives in Tokyo.(私は東京に住んでいる友達がいます)
→先行詞は「a friend(友達)」です。

関係代名詞 who のあとの動詞の形は、先行詞の人称・数に合わせます。

The teacher who teaches English is kind.(英語を教える先生は親切です)
→先行詞が3人称・単数の「The teacher」なので、whoのあとに「teaches」が続きます。

主語を修飾するwho〜

「who + 動詞〜」は、主語のすぐあとに置きます。

My sister who likes reading books is very smart.(本を読むのが好きな私の妹はとても賢いです)

whoが文中に挿入される形になるので、読むときは先行詞と区切って理解しましょう。

さらに、主語を修飾する who〜 の場合は、主語が長くなるので長い主語のあとも区切るのがポイントです。

My sister / who likes reading books / is very smart.
→「本を読むことが好きな、私の妹」までが主語です。

主格のwhich

whichは、先行詞が「物」や「動物」のときに使う関係代名詞です。

「〜する物(動物)」を表すときは、先行詞のあとに「which + 動詞〜」の形を続けます。

I have a book. (    )It is very interesting.(私は本を持っています。それはとても面白いです)
→I have a book which is very interesting.(私はとても面白い本を持っています)
→先行詞はa book(=物)で、主格のwhichのあとに動詞(be動詞)の「is」が続いています。

主格のthat

主格の関係代名詞にはwho, whichのほかにthatがあります。

that先行詞が「人」「物」「動物」のどれでも使える便利な関係代名詞です。

I have a friend who lives in Tokyo.(私は東京に住んでいる友達がいます)
=I have a friend that lives in Tokyo.
→先行詞が「a friend(人)」なので、関係代名詞はwhoでもthatでもOKです。

This is the book which I bought yesterday.(これが私が昨日買った本です)
=This is the book that I bought yesterday.
→先行詞は「the book(物)」で、関係代名詞はwhichでもthatでもOKです。

主格の関係代名詞まとめ

格 / 先行詞物・動物
主格の関係代名詞who / thatwhich / that

主語を修飾するwhich / that 〜

whoと同様に、whichやthatも主語を修飾する場合、文中に挿入される形になります。

文を読むときは先行詞と関係代名詞節を区切って、主語が長い場合は主語の終わるところでも区切って理解しやすくしましょう。

The book which is on the table belongs to my sister.(テーブルの上にある本は私の妹のです)
→The book / which is on the table / belongs to my sister.

The dog that is running in the park is very friendly.(公園で走っている犬はとても人懐っこいです)
→The dog / that is running in the park / is very friendly.

目的格のwhich

先行詞が「物」や「動物」で、「‥が〜する(物・動物)」というとき、先行詞のあとに「which+主語+動詞〜」の形を続けます。

目的格の関係代名詞は、あとに続く文の中で目的語の働きをします。

This is the dog.(   )I saw it in the park yesterday.(これがその犬です。私はそれを昨日公園で見ました)
This is the dog which I saw in the park yesterday.(これが私が昨日公園で見た犬です)
→先行詞はthe dogで、目的格の代名詞itwhichに置き換えられています。

目的格のthat

whichだけでなく、thatも目的格として使うことができます。

whichが物・動物に限定されるのに対して、thatは人・物・動物すべてに使えます。

This is the man that I met yesterday.(これが私が昨日会った男性です)
I like the movie that you recommended.(私はあなたが勧めた映画が好きです)

先行詞が「人」の場合は、目的格の代名詞はwhomを使うこともあります。

The man whom I met yesterday is a teacher.(私が昨日会った男性は先生です)
=The man whom I met yesterday is a teacher.

whom を使うと少しフォーマルな印象、that を使うと口語的で自然な文章になります。

先行詞主格目的格
who / thatwhom / that
which / thatwhich / that
動物which / thatwhich / that

目的格の関係代名詞の省略

目的格のwhichやthatは省略可能です。

省略すると、先行詞の直後に「主語+動詞〜」が続き、後ろから先行詞を修飾する形になります。

I bought the book (that) my brother recommended.(私は兄が勧めた本を買いました)
→thatを省略しても意味は同じです。
This is the dog (which) I saw in the park yesterday.(これは私が昨日公園で見た犬です)
→whichを省略しても正しい文になります。

関係代名詞の種類のまとめ

先行詞
主格人(who / that)
主格物・動物(which / that)
目的格人(whom / that)
目的格物・動物(which / that)

関係代名詞の主格

主格・・・関係代名詞に導かれる文[節]の中で主語の働きをします。

I have a dog which[that] likes to play in the park.(私は公園で遊ぶのが好きな犬を飼っています)

関係代名詞のあとに(助動詞+)動詞が続いている場合は、主格です。

The girl who is singing is my sister.
→who のあとに「is singing(動詞)」が続いていて、whoが主語になっています。

関係代名詞の目的格

目的格・・・関係代名詞に導かれる文の中で目的語の働きをします。省略も可能です。

The boy (whom) I met yesterday is kind.(私が昨日会った少年は親切です)
→whomはwhoの目的格で、文中では省略も可能です。

関係代名詞のあとに主語+動詞が続く場合は、目的格です。

The boy that I met yesterday is kind.(私が昨日会った少年は親切です)
→thatのあとに I met(主語+動詞)が続いているため、thatは目的格だとわかります。

関係代名詞の主格と目的格の見分けるときは、あとに続く語句に注目する、ということをおさえておきましょう。

that の用法

関係代名詞 that は、特に次のような場合に使われることが多いです。

先行詞の前に形容詞の最上級やthe only, the first, all, every, any, noなどがつく場合
He is the only person that understands me.(彼は私を理解してくれる唯一の人です)

先行詞が人+動物[物]の場合
The woman and the dog that were in the park are friendly.(公園にいたその女性と犬は親しみやすいです)

先行詞が everything, something, nothing, anyoneなどの場合
Everything that he said was true.(彼が言ったことはすべて本当でした)

所有格の関係代名詞 whose

whoseは、関係代名詞に導かれる文の中で所有格の働きをします。

先行詞が「人・物・動物」のどの場合でもwhoseが使われ、語順は「先行詞 + whose + 名詞〜」の順になります。

This is the boy whose mother is a teacher.(これはお母さんが先生の少年です)
I met a girl whose dog is very cute.(私は犬がとても可愛い少女に会いました)

まとめ

今回は中3で習う英文法「関係代名詞」について詳しく解説しました。

関係代名詞を理解して使いこなすことで、より自然で複雑な英文を読む・書く力が身につきます。

主格・目的格・所有格の使い方やthatの用法などをしっかりと復習し、正しく使いこなせるようにしておきましょう。

チャレンジ問題

次の空欄に適語を入れなさい。

1.I know the woman (           ) lives next door.(私は隣に住んでいる女性を知っています)

2.This is the book (             ) I borrowed from the library.(これは私が図書館から借りた本です)

3.He is the boy (    ) father is a doctor.(彼はお父さんが医者の少年です)

4..I like everything (             ) she makes.(私は彼女が作るすべてのものが好きです)

次の日本語を英語に直しなさい。

5.彼は私が昨日会った男性です。

▶ 答えを見る(解答が表示されます)

1. who[that] 2. which[that] 3. whose 4. that 5. He is the man (that) I met yesterday.

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