中3英文法

【英文法基礎 中3】代名詞|人称代名詞、所有代名詞、再帰代名詞、指示代名詞、不定代名詞、itの特別用法について解説

こんにちは、池袋のマンツーマン英語塾「ヴィア英語塾」です

今回は中学3年生で習う英文法「代名詞」について学習します。

代名詞は名詞の代わりに使う語で、文章を短く、わかりやすくするために欠かせない文法項目です。

人称や性、数、役割によって形が変わるため、しっかり整理して覚えましょう。

人称代名詞

人やものを表す代名詞を人称代名詞といいます。人称代名詞は人称や性、数、格によって形が変わります。

人称代名詞(主格・所有格・目的格)

主格(〜は/が)所有格(〜の)目的格(〜を/に)
1人称(単数)I myme
2人称 (単数)youyouryou
3人称(単数)he
she
it
his
her
its
him
her
it
1人称 (複数)weourus
2人称 (複数)youyouryou
3人称(複数)theytheirthem

所有代名詞・再帰代名詞

所有代名詞(〜のもの)再帰代名詞(〜自身)
minemyself
yoursyourself
his
hers
himself
herself
itself
oursourselves
yoursyourselves
theirsthemselves

所有代名詞

所有代名詞「(〜のもの)」・・・所有代名詞は1語で「所有格+名詞」の代わりをし、名詞の繰り返しを避けたいときに使います。

名詞の「〜のもの」は「名詞+’s」で表します。

This bag is his. (his = his bag)(このカバンは彼のものです)
This bag is Ken’s.(Ken’s = Ken’s bag)(このカバンはケンのものです)

目的格や所有代名詞についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

再帰代名詞

再帰代名詞・・・人称代名詞に -self(複数は -selves)をつけた形で、「〜自身」の意味を表します。

強意「〜自身で」
I did it myself.(私はそれを自分でやりました)
目的語「〜自身を」・・・主語と同じ人やものが動詞・前置詞の目的語になるときに使います。
The cat washed itself.(そのネコは自分の体をなめました)

再帰代名詞を含む連語
say to oneself(心の中で思う)
He said to himself, "I can do it."(彼は自分自身に「自分ならできる」と言い聞かせた)
by oneself(1人で)
She traveled by herself.(彼女は1人で旅行した)
Please help yourself.(ご自由にお取りください)

指示代名詞

thisとthat

thisは近くの物や人を指して「これは」、thatは遠くの物や人を指して「あれは、それは」というときに使います。

thisの複数形はthese、thatの複数形はthoseです。

This is my pen.(これは私のペンです)
Those are my friends.(あれらは私の友達です)

名詞の繰り返しを避けるthat

thatは名詞の繰り返しを避けるときにも使われ、前に出た「the+名詞」の代わりになります。

The pen on the desk is mine and you have that too.(机の上のそのペンは私のです。あなたもそれを持っています)

前に出た文や語句を指す that

He is late. That is unusual.(彼が遅れるなんて。それは珍しいことです)

不定代名詞

不定代名詞とは、漠然と人や物、数量を表す代名詞のことです。

one・・・前に出た数えられる名詞と同種類で不特定の1つを指します。

「one」は、まだどれか特定していないものや、いくつかあるうちの「どれか1つ」という意味です。

特定のものを表す「it」との違いに注意しましょう。

it」は特定のものを指す代名詞で、話し手と聞き手の間でどのものかはっきりしている場合に使います。

I don’t have a bag. I want to buy one.(私はバッグを持っていません。バッグを買いたいです)(one = a bag)
→この時点ではまだどのバッグを買うかは特定されていません。
I bought a watch. I like it very much.(私は腕時計を買いました。私はそれをとても気に入っています)(it = the bag)
→このitが指すthe bagは、その前の文で買った特定の腕時計であることがわかります。

some「いくらか、何人か」(主に肯定文で)、any「[疑問文で]いくらか、何人か」「[否定文で] どれも、だれも」

There are some students in the classroom.(教室に何人かの生徒がいます)

something「何か」、anything「[肯定文で]なんでも」,「[疑問文で]何か」、「[否定文で]何も(〜ない)」、nothing「何も〜ない」、everyone「みんな」、someone「だれか」

all「すべて、全員」、both「両方(とも)」(複数扱い)、each「それぞれ、めいめい」(単数扱い)

Each student has a notebook.(それぞれの生徒がノートを持っています)
→「each」は単数扱いなので、動詞は「has」を使います。

allの単数扱いと複数扱い

allは「すべての人々」と「人」を表すときは複数扱い、「すべて(のもの[こと])」と「もの・こと」を表すときはふつう単数扱いされます。

All the students are here.(すべての生徒がここにいます)
All the information is useful.(すべての情報は役に立ちます)

another「もう1つのもの[人]、別のもの[人]」(単数扱い)

other「ほかのもの[人]」・・・the other, (the) othersの形で使われます。

不定代名詞を含む連語

one of + 複数を表す語句「〜のうちの1つ[1人]」
each other「おたがい」
one〜, the other…「(2つのうち)一方は〜, 他方は‥」
some~, others…「〜もあれば‥もある」

itの特別用法

itの特別用法ではitは時や天候、寒暖、明暗、距離などを表し、「それは」とは訳しません。

It is three o'clock.(3時です)(時)
It is sunny today.(今日は晴れです)(天候)
It is 5 km from here to the station.(ここから駅まで5キロです)(距離)

itの特別用法については、こちらの記事でもわかりやすく解説しています。

まとめ

今回は中3で習う英文法「代名詞」について学びました。

人称代名詞、所有代名詞、再帰代名詞、指示代名詞、不定代名詞、itの特別用法など、日常会話でもよく出てくる内容です。

表や例文を活用しながら、しっかりと復習し、使い分けられるようになりましょう。

チャレンジ問題

次の空欄に適する語を入れなさい。

1.This is my bag. That is (   ).(これは私のカバンです。あれはあなたのものです)

2.(     )  is very cold today.(今日はとても寒いです)

3.I have (   ) apples. Would you like one?(私はいくつかのリンゴを持っています。ひとついかがですか)

4.They have two books. (   ) student has one.(彼らは2冊の本を持っています。それぞれの生徒は1冊持っています)

5. I like the red dress. Do you want to buy (   ) one?(私は赤いドレスが好きです。あなたはそのドレスを買いたいですか)

▶ 答えを見る(解答が表示されます)

1.yours 2.It 3.some 4.Each 5.that

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