中2英文法

【英文法基礎 中2】不定詞|名詞的用法、副詞的用法、形容詞的用法

こんにちは、池袋のマンツーマン英語塾「ヴィア英語塾」です。

今回は中学2年で学ぶ文法「不定詞」について解説します。

不定詞は「to+動詞の原形」の形をとり、英語では非常によく使われる表現の1つです。

不定詞の3つの用法「名詞的用法」「副詞的用法」「形容詞的用法」の働きと使い方についてもわかりやすく解説します。

名詞的用法

不定詞

不定詞は「to+動詞の原形」の形をとり、「名詞的用法」「副詞的用法」「形容詞的用法」の3つの用法があります。

主語の人称や時制にかかわらず、toのあとには動詞の原形を置きます。

名詞的用法の不定詞

名詞的用法とは、不定詞が名詞と同じような働きをする用法です。

「〜すること」という意味になり、文の中では主語・目的語・補語として使われます。

I like books.(私は本を読むのが好きです)
→「books」が目的語です。
I like to read books.(私は本を読むのが好きです)
→「to read books」の部分が目的語です。

名詞的用法(動詞の目的語になる不定詞)

不定詞は動詞の目的語として使われることが多いです。以下のような動詞とよく一緒に使われます。

like to〜「〜するのが好きだ」
I like to read books.(私は本を読むのが好きです)

want to〜「〜したい」
She wants to go to the park.(彼女は公園に行きたいです)

begin to〜「〜し始める」
It began to rain.(雨が降り始めました)

try to〜「〜しようとする」
He tried to help me.(彼は私を助けようとしました)

hope to〜「〜することを望む」
We hope to win the game.(私たちは試合に勝ちたいと望んでいます)

need to〜「〜する必要がある」
You need to study more.(あなたはもっと勉強する必要があります)

名詞的用法(主語や補語になる不定詞)

名詞的用法の不定詞は、文の主語や補語になることもあります。

To play the piano is fun.(ピアノを弾くことは楽しいです)
→To play the pianoの部分が主語になっています。

補語は、動詞のあとにきて、主語を説明します。A is Bの文なら、Aが主語、Bの部分が補語にあたります。

My dream is to be a doctor.(私の夢は医者になることです)
→to be a doctorの部分が補語になっています。

副詞的用法の不定詞

副詞的用法では、不定詞が動詞・形容詞・副詞を修飾します。

意味としては「〜するために」「〜して」など、目的や原因、理由などを表します。

目的を表す不定詞:「〜するために」「〜しに」という意味で使われます。

I went to the library to study.(勉強するために図書館へ行きました)
→図書館に行った理由を「to study(勉強するために)」と説明しています。

Why〜?の質問に答える形で使われる不定詞

副詞的用法の不定詞は、「Why〜?」でたずねられたとき、「〜するためです」と答えるときにも使います。

Why did you come here?(なぜここに来たのですか)
ーTo see you.(あなたに会うためです)

副詞的用法(感情の原因・理由を表す不定詞)

副詞的用法の不定詞は、感情を表す形容詞と一緒に使うと「〜してうれしい/悲しい」などの意味になります。

I am happy.(私はうれしいです)
I am happy to see you.(私はあなたに会えてうれしいです)
→「happy(うれしい)」という感情の原因・理由について「to see you(あなたに会えて)」と説明しています。

感情を表す形容詞には、happy, glad, sad, sorry, surprised などがあります。

be happy to〜「〜してうれしい」
I am happy to see you.(あなたに会えてうれしいです)

be glad to〜「〜してうれしい」
We are glad to help you.(私たちはあなたを助けることができてうれしいです)

be sad to〜「〜して悲しい」
She was sad to hear the news.(その知らせを聞いて悲しかったです)

be sorry to〜「〜して残念に思う、〜して気の毒に思う、〜してすまなく思う」
I am sorry to be late.(遅れてすみません)

be surprised to〜「〜して驚く」
They were surprised to see the result.(彼らはその結果を見て驚きました)

形容詞的用法の不定詞

形容詞的用法の不定詞「to+動詞の原形」では、不定詞が名詞を修飾します。

意味は「〜するための」「〜すべき」などで、不定詞が名詞の後ろから名詞を修飾します。

I have a lot of homework to do(やるべき宿題がたくさんあります)
→「homework(宿題)」という名詞をうしろから修飾しています。

形容詞的用法(代名詞を修飾する不定詞)

代名詞を修飾する不定詞は、「-thing+to+動詞の原形」で「なにか〜するもの[こと]」という意味になります。

I want something.(私は何かが欲しいです)
I want something to eat.(私は何か食べるものが欲しいです)
→食べるための(to eat)何か(something)が欲しいということをうしろから説明しています。

-thing+形容詞+不定詞

代名詞を修飾する不定詞は、「-thing+形容詞+不定詞」のように形容詞を加えることで、より具体的な意味を表します。

I need something to drink.(私は何か飲み物が欲しいです)
I need something cold to drink.(私は何か冷たい飲み物が欲しいです)
→「cold(冷たい)」を加えることでより具体的な意味を表しています。

よく使われる代名詞

形容詞的用法(代名詞を修飾する不定詞)でよく使われる代名詞にはsomething, anything, nothingなどがあります。

something「何か」:主に肯定文で使われます。
I want something to drink.(私は何か飲むものが欲しいです)

anything「何か(何も)」:主に疑問文や否定文で使われます。
Do you have anything to say?(何か言うことはありますか)
I don't have anything to eat.(食べるものが何もありません)

nothing「何も〜ない」:否定の意味を表します。
There is nothing to worry about.(心配することは何もありません)
I have nothing to do today.(今日はすることが何もありません)

まとめ

今回は「不定詞」について学習しました。

不定詞には名詞的用法、副詞的用法、形容詞的用法の3種類があり、それぞれ異なる働きをします。

意味や文の中での役割を正しく理解して、英作文や読解にしっかりと役立てていきましょう。

チャレンジ問題

次の( )に適切な語を入れなさい。

1. I want (        ) play soccer.(私はサッカーをしたいです)

2. I went to the library (        ) read books.(本を読むために図書館へ行きました)

3. I study English (          ) talk with foreign people.(私は外国の人と話すために英語を勉強します)

4. I am (    ) to see my friends.(私は友達に会えてうれしいです)

次の日本語を英語に直しなさい。

5.私は何か読むための本が欲しいです。

<details>

<summary>▶ 答えを見る(解答が表示されます)</summary>

<p>1.to 2.to 3.to 4.happy[glad] 5.I want something to read.</p>

</details>

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