【英文法基礎 中1】目的格・所有代名詞｜Whose〜？の文の使い方

こんにちは！池袋のマンツーマン英語専門塾「ヴィア英語塾」です。

英語の代名詞には、「〜は（主格）」「〜の（所有格）」「〜を、〜に（目的格）」「〜のもの（所有代名詞）」などの使い分けがあります。

今回は、「目的格」と「所有代名詞」の使い方についてわかりやすく解説していきます。

人称代名詞の変化

人やものを表す代名詞は、文の中での働きによって形が変わります。以下の表で確認しましょう。

目的格の使い方（動詞の目的語）

動詞の目的語が代名詞のときは、目的格（「〜を」「〜に」）になります。

I like her.（私は彼女が好きです）
→「her」は「she」の目的格

She knows me.（彼女は私を知っています）
→「me」は「I」の目的格

目的格の使い方（前置詞の後にくる目的格）

前置詞（with, for, to など）の後ろにくる代名詞も、目的格になります。

She is with us.（彼女は私たちと一緒にいます）
He talks to me.（彼は私に話しかけます）
This gift is for them.（このプレゼントは彼らのためです）

前置詞とは、名詞や代名詞の前に置いて使われる語のことです。

主な前置詞の例

「with（～と一緒に）」、「for（～のために）」、「to（～に（へ））」、「at（～で）」

所有代名詞

所有代名詞は、「〜のもの」という意味の代名詞の形です。名詞をくり返さずに「〜のもの」と言いたいときに使います。

所有格と所有代名詞の違い

所有格 ：This is her bag.（これは彼女のかばんです）
所有代名詞：This bag is hers.（このかばんは彼女のものです）
→所有格は「彼女の」、所有代名詞は「彼女のもの」と訳します。

「名詞＋'s」

「名詞＋'s」は、「〜の」と「〜のもの」の両方の意味を表します。

This is Ken's book.（これはケンの本です。）
The notebook is Yumi's.（そのノートはユミのものです。）

Whose〜? と答え方

Whose＋名詞〜？

「だれの〜ですか」とたずねるときは、「Whose＋名詞〜？」を使います。

Whose bag is this?（これはだれのかばんですか？）
→ It's mine.（（それは）私のものです。）

Whose pen is that?（あれはだれのペンですか？）
→ It's Tom's.（（それは）トムのものです。）

「Whose〜?」の疑問文では、だれのものかを明らかにして回答します。

「whose」・・・だれのもの

「whose」はもともと「だれの（〜）」という意味の疑問詞ですが、単独で「だれのもの」という意味でも使われます。

Whose is this bag?（このバッグはだれのものですか？）
— It's hers.（それは彼女のものです。）

まとめ

今回は「目的格」と「所有代名詞」について学びました。

目的格は「〜を、〜に」を表し、動詞や前置詞の後に使います。

所有代名詞は「〜のもの」を表し、名詞をくり返さずに言いたいときに便利です。

「Whose〜？」で、だれのものかをたずねる文も日常会話でよく使うので、しっかり覚えて使えるようにしましょう。

チャレンジ問題

次の文の（　）に当てはまる語を書きなさい。

1.I like （　　　　　）.（私は彼らが好きです。）

2.This pen is not mine. It’s （　　　　　）.（このペンは私のではありません。彼女のものです。）

次の質問に、YesまたはNoで答えなさい。

3.Do you know him?（あなたは彼を知っていますか？）

4.Is this bag yours?（このかばんはあなたのものですか？）

次の日本文を、英語の文に直しなさい。

5.これは彼のかばんです。

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